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Word

皆さんは、Wordを使用していてこのような体験をしたことがないでしょうか?

  • 改行がガタガタになってしまう
  • 体裁を整えるだけなのに、時間がかかる。
  • 上司に提出したら「見づらい」と言われた

ビジネスで使用する文書は「キレイに整っていること」が非常に重要ですが、そのための機能を使いこなせずは意外に数が多いのが実情です。しかし、Wordの技術を向上させれば、驚くほど迅速に美しい資料作成が実現できるため、本記事ではスキル向上の一つの方法として、『Word文書処理技能認定試験』の特徴について徹底解説します。

Word文書処理技能認定試験とは

出典:Word文書処理技能認定試験公式サイト

サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催する、Microsoft Wordの文書処理の技術を認定するためのテストです。を克服し、ビジネスの実務における文書処理能力を証明する資格としての需要が増加しています。

試験の概要

1級~3級のレベルがあり、各試験ごとに時間や合格基準が異なっています。「おすすめな人」は主に後述の「出題範囲」を基にユースフル編集部が独自に調査を行って決定しています。

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おすすめな人試験時間合格基準受験料
1級・脚注/文献/索引など高度なビジネス文書に必要な機能を学びたい方
・2級に合格し、Wordを極めたい方
知識問題:15分
実技問題:90分
知識問題・実技問題の合計得点において得点率70%以上8,100円
2級・Wordを日常的に使用している方
・一度の受験でWordの機能を網羅的に学習したい方
知識問題:15分
実技問題:90分
知識問題・実技問題の合計得点において得点率70%以上7,000円
3級・Word使用経験が浅い方
・一歩ずつ確実にスキルアップしたい方
知識問題:なし
実技問題:60分
実技問題の得点において得点率70%以上5,900円
出典:Word文書処理技能認定試験公式サイト

出題形式

大きく「知識試験」「実技試験」に分類されています。「実技試験」では名称などの知識がなくても最終的なアウトプットを作成できれば点数が得られることがありますが、「知識試験」ではツールの名称などが問われることがあるため、今自分がどの機能を使用しているのか理解しながら学ぶ必要があります。

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種類出題形式
知識試験
(1・2級のみ)
・内容:文書処理、およびMicrosoft Wordに関する知識
・形式:コンピューターに表示される多肢選択式の試験問題に解答
・題数:15問
・時間:15分
実技試験・内容:Microsoft Wordの操作によるdocxファイル、dotxファイル(1級のみ)の作成、編集
・形式:コンピュータに表示される仕様や指示に基づきドキュメントを作成
・題数:連続したテーマによる大問形式5問
・時間:1級・2級 90分 / 3級 60分
出典:Word文書処理技能認定試験公式サイト

出題範囲

級数によって、問題の範囲が異なるため自分は「全ての機能を網羅的に学習したいのか」「メインの機能だけ学べればよいのか」考えを巡らせながら受験する級を選択してみてくださいね。※詳細はコチラ(サーティファイが提供している問題範囲PDFドキュメント)

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科目内容(一部抜粋)3級2級1級
作業環境各種名称/表示設定
環境の設定を変更ステータスバー/基本設定/クイックアクセスツールバー×
書式の設定を変更文字書式/拡張書式/段落書式/段組み/スタイル
ファイル新規作成/デザイン/レイアウト/印刷
文書編集テキスト編集/改ページ/参考資料/ヘッダーフッター
罫線と表表のデザイン/表のレイアウト
オブジェクトSmartArt/図形/配置/整列
ExcelのワークシートExcelワークシート挿入/Excelの表・グラフの貼り付け××
セキュリティパスワード/文書の保護×
※ 注1:〇 70%以上カバー・△ 70%未満カバー・× 出題範囲外、注2:Word2019の出題範囲をもとに作成

試験日・応募方法

全国の様々な場所に位置する試験会場で受験でき、試験の日程も会場によって異なります。詳しい情報は、Word文書処理技能認定試験公式ホームページより確認することが出来ます。

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資格取得のメリット

①資料の見栄えがキレイになる

実技試験は、白紙の文書を基に案内資料などの「成果物」を作成する形式の問題です。

こちらは、公式ウェブサイトにサンプル問題として載せられている資料です。
限られた時間内で、以下のように文字の並びを見やすく整った資料にする能力があれば、実務でも非常に役立つことがあります。

出典:Word文書処理技能認定試験公式サイト

効果的にレイアウトを整える技術が習得できれば、文書作成の業務に限らず、商談や会議などの場面でも

出典:Word文書処理技能認定試験公式サイト

②文書作成業務を時短できる

Wordは非常に身近で直感的に扱うことができるためのが特徴です。
その結果、行の先頭を揃えるために何回もスペースキーを押すことや、よく行う操作でショートカットキーを使用しなかったりと、非効率的な作業を繰り返す場合が少なくありません。

Word文書処理技能認定試験には、実技試験に加えて知識試験も存在するため(※1・2級のみ)、試験勉強をすることで自然と時短につながる効率的な操作方法を覚えることができます。

こんな人におすすめ

Wordを活用する全ての方に推奨されるWord文書処理技能認定試験ですが、特に以下のような人々には資格を取得することによる利点が大きいです。

大学生

論文やレポート、講義用のノートなど、Wordの活用シーンが多いため、早期に資格を取得することで単位の取得や卒業要件の達成において有効です。
さらに、就職活動のエントリーシートを効果的に作成することができたり、できたりと、メリットが盛りだくさんです。

ライター

原稿を作成する際に時間を短縮できるだけでなく、Wordの使い方に気を奪われることがなくなるため、

事務職・バックオフィス系職種

膨大な量の書類や契約書を扱うため、ショートカットやテンプレートの活用などの小さな効率化の積み重ねによって、

その他のWordの資格との違い

Wordの技術を証明するための資格には、Word文書処理技能認定試験のほかに、MOS(Microsoft Office Specialist)日商PC検定などがありますが、という方はこの文を参考にしてみてください。

資格取得に必要な学習時間

Word文書処理技能認定試験公式サイトによると、Word文書処理技能認定試験の標準学習時間は下記のようになっています。

  • 初学者が3級合格基準に到達するために必要な学習時間:26時間
  • 3級合格者が2級合格の基準に到達するために求められる学習時間:34時間
  • 2級の合格者が1級の合格基準に到達するために必要な学習時間:23時間
  【動画付き】Excelのピボットテーブルの基礎と応用(#29~32) | ユースフル

1日1時間の空いた時間を使った勉強でも、約1か月でどの級も合格を狙うことができますので、です。

おすすめの勉強方法

ユースフル編集部が推奨する学習方法は、です。サーティファイの試験の特徴は「作成スキルが身につく」そのため、課題は実務を想定した内容になっています。まずは、画面の進行を観察しながら直感的に操作を理解できる動画セミナーで学ぶことをお勧めします。
そして、Word機能の使い方を一通り習得したら、実際の出題スタイルや試験ツールの使い方に慣れるためにサーティファイのサンプル問題に取り組むのが適切です。

問題集

サーティファイ公式のサンプル問題

サンプル問題の無料請求フォーム

試験を運営するサーティファイが無償で提供しているサンプル問題。
専用のフォームを記入すると、サンプル問題をダウンロードするためのメールが直ちに届き、そこから問題や解答を閲覧することが可能です。
PCを利用した本番環境と同じシステムで回答の作業を行うことが可能であるため、
※資料をダウンロードした後にいくつかのファイルが存在し、操作に困惑する可能性があるため、最初にzipファイルに含まれている『サンプル問題 受験プログラムの使い方』を確認すると、スムーズに試験を始めることができます。

Word文書処理技術認定試験1・2級問題集【2019年版】

出典:Word文書処理技能認定試験

試験を実施するサーティファイが発行している公式問題集(1・2級向け)。3級用の問題集はこちらから購入できます

▼商品特徴

試験問題のレベルを知り、答練練習を繰り返すことで、合格に近づきます

サーティファイが開催するMicrosoft Wordを利用した文書作成に関するスキルと、ビジネス実務における応用力についての資格を認定するWord文書処理技能認定試験の1級と2級のための対策問題集です。

1級と2級のそれぞれの級に合わせたテーマに基づく【知識試験】用の練習問題と【実技試験】用の練習問題、さらに本試験と同じ形式の模擬試験問題(2級:4回分/1級:3回分)が含まれています。

株式会社ウイネット ONLINE SHOPより引用

過去問

2022年4月時点では、Word文書処理技能認定試験公式サイトにおいて過去問は掲載されていません。

動画講座

テキスト型の参考書と異なり
そんな動画講座の中から、ユースフル編集部が推奨する講座を紹介いたします。

ユースフルの『Wordマスター講座』

Screenshot

を運営するユースフル株式会社が提供するWord学習動画講座。Word文書処理技能認定試験向けの講座ではありませんが、カリキュラムを確認すると試験範囲のほとんどを網羅していることが明らかです。

ユースフルの『Wordマスターコース』プログラム

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No.コンテンツ
Chapter1文字の打ち方/文字を見やすくする方法/保存方法
Chapter2文字揃え/文字選択/検索と置換/最重要ショートカット
Chapter3余白機能/ヘッダー/フッター機能/画像の挿入/SmartArt機能/印刷・PDF化
Chapter4インデント・ルーラー/小数点合わせの方法/テーブル機能/変更履歴/コメント機能
Chapter5改行/インデント/均等割り付け/文字サイズ/書式/スタイル/改ページ/余白
Chapter6文字選択の方法/ファイルの印刷方法
Chapter7総合問題1
Chapter8総合問題2
ユースフルの『Wordマスター講座』

(再掲)Word文書処理技能認定試験の出題分野

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科目内容(一部抜粋)3級2級1級
作業環境各種名称/表示設定
環境の設定を変更ステータスバー/基本設定/クイックアクセスツールバー×
書式の設定を変更文字書式/拡張書式/段落書式/段組み/スタイル
ファイル新規作成/デザイン/レイアウト/印刷
文書編集テキスト編集/改ページ/参考資料/ヘッダーフッター
罫線と表表のデザイン/表のレイアウト
オブジェクトSmartArt/図形/配置/整列
ExcelのワークシートExcelワークシート挿入/Excelの表・グラフの貼り付け××
セキュリティパスワード/文書の保護×
※ 注1:〇 70%以上カバー・△ 70%未満カバー・× 出題範囲外、注2:Word2019の出題範囲をもとに作成

Wordの基本的な機能を理解しやすい動画で学びながら、実践も行える。ユースフルの『Wordマスター講座』。 実技試験の準備において、サーティファイのサンプル問題を解く前に受講することをお勧めします。

ユースフルの『Wordマスター講座』の3つのポイント
  1. 講師は法律分野にいる文書作成のエキスパート!
  2. 講義動画と完全連動した実務直結演習問題!
  3. 疑問をすぐに解決できるチャット質問機能!

Word文書処理技能認定試験2級トレーニング【2019】

出典:Word文書処理技能認定試験2級講座

オンライン教育サービスMANABI JOURNEYが提供しているビデオコース。
試験を主催するサーティファイが発行する公式問題集『Word文書処理技能認定試験1・2級問題集【2019対応】』と連動した講義が魅力的です。

『Word文書処理技能認定試験2級講座』の3つのポイント
  1. 速く正確に作業できる実践力が身につく!
  2. 見やすく理解しやすい文書や情報を作成できるようになる!
  3. 「Word文書処理技能認定試験2級」の範囲を完璧に網羅!

まとめとおすすめ講座の紹介

1~3級においてすべて実技試験があり、Wordのスキル向上に役立つ資格である一方、2020年度の平均合格率は86.8%と比較的易しいWord文書処理技能認定試験です。スキル向上の第一歩として非常におすすめですので、皆さんも受験を考えてみてはいかがでしょうか?

ユースフルではといった方に『~最速時短術が身につく~Wordマスター講座をご提供しています。疑問を即座に解消できるチャット質問機能も具備された実務に直結した動画講座でWordスキルを最速で向上させましょう!

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